【榊淳司のマンション資産価値レポート31】プレシス都立大学、ザ・パークハウスアーバンス目黒平町の資産価値は？

みなさん、こんにちは。榊淳司です。

ここで紹介するのは目黒区で販売されている
新築マンションの資産価値を分析するレポートです。

目黒区のマンション市場というのは、
他の区に比べてやや特異なところがありますね。

まず、大変人気の高い住宅地です。
そのことに間違いはありません。
でも、価格形成の仕方がちょっとヘンなのです。
それは「目黒通り現象」と名付けてよい、
少し歪な感じがするマンション価格。

まず、目黒通りにはJR「目黒」駅前から
たくさんのバス便が出ています。
これって、とっても便利。
目黒通りはそれほど混雑しません。

目黒通りは東横線の
「都立大学」駅の手前で交差します。
それまでの南側には目黒本町や下目黒、
碑文谷といった、
わりあい品のいい住宅地があります。
これらのエリアは、鉄道の最寄駅からは
10分以上歩くことが多いのですが、
目黒通りのバス停からはほんの数分。

そういった立地条件のマンションが、
時に山手線内側の文京区並みであったりします。
普通に見ると「バス便」です。
でも、それで購入している方がいるので
市場としては成立しています。
アウトサイダーから見ると、ちょっとヘン。

そして現在、都心で起こった
バブルとも呼べる現象が、
目黒通りを西に進んできています。
従来から実力以上の価格であったものが、
さらに上昇している気配が伝わってくるのです。

私から見れば、かなり危険な傾向だと思います。
公平に見てもかなり歪な状態と言わざるを得ません。
このレポートでは、そういう危険性のある物件には
ズバリとその事実を指摘しておきました。

しかし・・・それでも好調に
売れている物件もあります。
ただ、できることなら
「高値掴み」はしたくありませんね。

確かに、素晴らしい住宅地のある目黒区。
しかし、何千万円もするマンションを購入する場合、
いっときのパッションで決めるのではなく、
10年後、20年後を見つめた冷静な視点が必要です。

私（榊）は、すでに約30年以上も
マンション市場を観察し続けてきました。
2回のバブルとその崩壊も、
目の当たりにしました。
今はちょっと危険ですね。

こんな時代だから、マンション選びに失敗すると、
資産的に深い傷を負うことになります。
そういった視点から見ても、
今の目黒区のマンション市場には
地雷がたくさん埋まっていますね。

どうか、そんな危ない地雷を踏まないためにも
このレポートをお役立てください。